将来医療従事者として、その職務に対処できる物理学の基礎知識と科学的な見方や考え方を、身に着けてもらうことを目的とする。看護業務の内容をよく吟味すると、物理学の要素が多数あり、物理学の観点から考えると明快に理解が深まることが多いです。たとえば人体の構造や機能は、物理学の観点から考えるとびっくりするほど合理的で感動的です。物理学を通して、自然界や人体のメカニズムの深さ・素晴らしさに興味をもち、科学的根拠に基づいて考える態度を学修する。

教養基礎科目 2年次 選択

担当教員:経営学部・畦地真太郎(あぜちしんたろう/AZECHI Shintaro)

本講義の目的は、多様性(ダイバーシティ)を理解することにある。グローバル化による他国民・異民族との異文化接触のみならず、日本国内における多様な文化背景を持つ人々との関わり合いについて考える。特に医療場面における同僚および患者の持つ“自分とは異なる”文化的背景に気づき,配慮し、尊重するための基礎的な知識と技量を身につけることを目標とする。

講義概要

社会人として業務を遂行する上で、コミュニケーションは欠かせない。本科目では、社会人として最低限身につけておきたいコミュニケーションのスキルを習得する。さらに、様々な場においてどのようなコミュニケーションが有効なのかを考えながら、スキルの習得にとどまらない、真の“人間”としての力を身につけるための足がかりとする。

授業の方法 遠隔授業(動画配信およびmoodleによる課題)で実施する

到達目標

1.さまざまなビジネスシーンで有効なコミュニケーション・スキルを身につける。
2.日本語を用いた正しいコミュニケーションのあり方を習得する。
3.日常生活の中で、コミュニケーションのあり方について意識できるようになる。

テキスト

社会人準備講座シリーズ ワークで学ぶコミュニケーション・スキル(西文社)

科学的なものの見方・考え方を身につけることを目指す。特に自然科学を中心に、科学の歴史的な発展を踏まえ、科学的なものの見方・考え方について、具体的な事例を題材に学修する。また、「科学」と「疑似科学」との線引き問題などを検討し、科学的なものの見方・考え方について理解を深める。

授業は、データ分析の実習や結果を考察するために、対面授業でグループワークやディスカッションを中心とし行われ科学的思考法について実際的に体得していく。

【講義概要】近年の医療環境を取り巻く科学技術の進歩は目覚しく、医療従事者にはより深い生命現象の知識や理解が要求されている。生化学では生体の構成成分を分子レベルで学び、恒常性維持に必要な栄養素などを中心に物質代謝機構の基本についての理解を深める。また、全ての生命現象の基本を成す遺伝子の営みについての理解を深め、看護に必要な視点も養いながら、全身管理に必要な生化学的基礎知識を有機的に学ぶことを目指す。

【授業の方法】遠隔講義(Moodleにより資料を配布)

【教科書】系統看護学口座 生化学 人体の構造と機能②(医学書院)